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第2回リレートーク『写真とパースペクティブ』
2010年1月14日 (木)
12月17日、第2回リレートークが「代官山花壇」で開催された。講師の川村会員から要旨をレポートしていただく。
『写真とパースペクティブ』 川村 賢一 ARPS
今回は、「写真とパースペクティブ」というテーマで、パース原論を中心にお話した。
まず、「パースとは何か」を紹介し、①遠近法(透視図)と、②遠近感(奥行き感)について説明する。写真は、幾何学的原理において、遠近法と全く同じである。
この後、建築写真と遠近法の密接な関係について紹介する。遠近法には、XYZ軸の軸線の消点の数で、1点パース、2点パース、3点パースの3つがある。建築写真では5つのポイントがあるが、その中では重力軸との関係をきちっと表現する「安定感」が極めて重要であり、これが線的遠近法を重視する所以でもある。